とかいなか の淡路島

　先週ぐらいに テレビを見ていると “とかいなか” という面白い造語の事で、淡路島の五色町が その とかいなか に該当するらしいです。

　確かに、淡路島から大阪まで高速バスで1時間半、神戸まで1時間程で行けるところですから該当するのかもしれません。

　でも・・・、他にも播磨の方とか、奈良の方とか、和歌山の方とかも該当するのでは・・・・？と思うのですが・・・違うのかもしれません。

　昔、私の島外の友人に淡路島に来る前の時のイメージと思い出、そして淡路島に来てからの感想を聞いたときがありました。

・昔の思いで・・・では
　大阪湾に浮かぶ淡路島は “夏のレジャーで海水浴をする時に行った” という方が殆どで、大阪・京都・奈良・神戸・加古川までの方がそうで、和歌山・姫路・岡山・徳島・香川・高知・愛媛に関しては“大阪湾に浮かぶ島”で一度は行ってみたい程度で昔の思いでは無い。

・淡路島に来てからの感想・・・では
　小さいと思っていたら意外と南北に長い、ただし東西は短いところもある。
　海岸線に沿って国道があるので、気持ちいいドライブが出来る。
　魚が美味い。タマネギが美味い。肉も美味い。
　地元料理の味付けが自然の味を引き出すようにシンプルで非常に美味い。

　交通の便が不便。電車が無いので不便。
　観光に来るのにバスでないとこれないのが不便。電車で簡単に来たい。
　仕事が少ない。
　徳島・垂水へと電車が通っていれば、淡路島がベットタウンになり、もっと経済が豊かになったのでは。
　神戸の西神みたいに電車が通っていれば産業が伸びてくるのでは。

　言い出したらキリがないのですが、淡路島から神戸・大阪への通勤に関しては高速バスで可能です。


MBS放送：「『都会＋田舎＝トカイナカ』に人気」


私なりの考え・・・
　単線でも良いのですが、新快速・快速・特急・急行等の電車があるのが理想です。　
　徳島から神戸・大阪行きのバスの乗車している人を見るとどの時間でも満車に近いです。この人を電車で運び、淡路島の高速道路と平行して線路を敷設し電車が通れば、徳島・神戸・大阪がつながります。そうすると産業が発達し淡路の失業率・賃金の低さも少しは解消されるのではないかと思います。
　鳴門海峡大橋は電車が通れる様に道路下に電車用の場所が確保されていますが、明石海峡大橋側では残念ながら橋が二階層になっていません。

◇明石海峡大橋～鳴門海峡大橋に電車が通り、徳島・淡路・神戸・大阪まで乗り換え一回で行けるのであったら・・・。
　関西の秘境の島・淡路島からセレブな淡路島もしくは、関西の軽井沢へと変貌しているかもしれません。地価の安い淡路島で自然に囲まれ住宅を持ち、1時間から1時間半程で明石・神戸・大阪へと出勤出来る実用的な住宅を持ち生活をエンジョイする方が家族にとって良いかと思います。
　こんな構想をもつ議員さんがいればずーっと応援してしまいます。故・原健三郎が明石海峡大橋の偉業を成し遂げ、次に鳴門・神戸・大阪を結ぶ鉄道構想を成し遂げる人が出てくる事を望んでいます。

◇秘境の島・淡路島のままで良いのでは・・・
　鉄道が通らないから、良い具合に田舎が保たれている・・・という考えもあります。確かに自然が保たれるので良いと思いますが、ですが地元の経済はあまり良くなっていません。高速バスによる影響は僅かで、地元の経済は良くなっていません。地元経済を良く程の影響力を出そうとすると、もっと人の流れがある必要があります。

　観光・秘境の淡路島から、観光とベットタウンの淡路島へと変わり、将来定年後は淡路島に住もうではなく、淡路島から会社に出勤しようへと変わるぐらいが良いと思います。交通網一つで淡路島も便利な通勤圏に入るのであれば、もっと生活が良くなり、やがて経済も良くなり、ますます生活しやすい街に変貌すると思います。
補足：すでに高速バス等を使って垂水で降りてJRに乗り換えて通勤している方も多数います。

◇瀬戸大橋の香川県高松市と岡山県に関して、
　瀬戸大橋の電車に関して、朝のラッシュ時間と帰宅時間に多くの乗客がいます。岡山・高松間の需要の予想以上に使われています。昔の繁華街の高松市と今から出来つつある新高松市は今でも巨大化しています。高松市から南へと延びる道は、まさに四国の玄関口と言うぐらいに大きな街へと変貌し、愛媛・高知・徳島以上に急成長しています。さすが鉄道の力です。

淡路島も将来、電車が通ることを願います。